USJのマーケティング論を英語学習に応用!

今回の投稿では、“USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 (成功を引き寄せるマーケティング入門) 盛岡毅著”という本をもとに、英語学習の目的や目標設定に関して議論していきます。

マーケティングと英語学習は一見無関係な気がしますが、実はマーケティングの考え方は非常に汎用性が高く、そのうちのいくつかは英語学習にも応用させることができます。(もちろん、仕事やプライベートにも応用可能です。)


今回の投稿内容は、大きく分けて以下の4つです。

本の簡単な紹介

盛岡毅さんの本を知らないという方のために、簡単な本の紹介をします。

注目すべき考え方

本の中で紹介された考えの中から、とくに汎用性が高いものをまとめます。

英語学習の目的とは

注目すべき考え方をもとにして、英語学習の目的について議論します。

目的を達成するためには

目的達成のために必要な英語学習法などを検討していきます。

すべての英語学習者にとって、英語を学ぶ目的を改めて考えるよい機会となるはずです。

ぜひ最後まで読んでいってください。


本の簡単な紹介

USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 盛岡毅
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著者はUSJをV字回復させた人として知られる盛岡毅さんです。

著者が自分の中学生の娘に向けて書いたというだけあって、本書はマーケティングの基本を理解するにはもってこいの1冊となっています。

具体的には、“マーケティングとは何か”という部分から始め、USJの事例を挙げながら、目的と目標の違いや目的を達成するための戦略や戦術の立て方、戦況分析の仕方が取り上げられています。

マーケティングで使用される考え方は非常に汎用性が高く、人生の様々な場面で応用が利きます

マーケティングの概念が理解できると、USJがハリーポッターのエリアを作った理由やハロウィーンのイベントを始めた理由、さらにはUSJがV字回復できた理由がわかります。

本の最後のほうでは、著者の日本企業に対する熱いメッセージが綴られています。


注目すべき考え方

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「目的」と「目標」の違い

普段、我々はとくに意識しないで目的と目標という言葉を使っていますが、戦略用語としての目的と目標は意味が違います

目的とは、達成すべき使命のことであり、戦略思考の中で最上位の概念のことです。

目標とは、目的を達成するために経営資源 (個人的な目標であれば、自分の努力) を投入する具体的な的 (target) のことです。

我々がよく使用する、“テストで満点”といった目標は、到達目標 (英語のgoal) のことであり、ここでの目標 (target) とは別物です。

これだけではピンとこない方も多いと思うので、本で紹介された具体的な例を紹介します。

目的目標をわかりやすく表した例として、「目的はパリ占領、目標はフランス軍」という歴史的な言葉があります。

この作戦における最上位概念、すなわち「目的」はパリを占領することです。そして、目的達成のために自軍の戦力を投入するべき「目標」がフランス軍にあたります。

私が英語を本格的に学び始めた時 (18歳ごろ) で例えると、

英語を学んでいた「目的」は世界中に友達を作り異国の文化を理解すること

目標」は英語4技能 (とくにリスニングとスピーキング能力) となります。

TOEIC〇〇〇点や英検〇級といった資格は、私にとってあくまで到達目標であり、それ自体が英語を学ぶ目的ではありませんでした (今もそうですが)。

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「戦略」と「戦術」の違い

戦略とは、目的を達成するための資源 (努力) 配分の選択のことです。

戦術とは、戦略を実行するためのより具体的なプランのことです。

戦略戦術の良し悪しが目的を達成できるかどうかを決定します。

具体的には、戦略良いと目的達成という正しい方向へと進みます。逆に、戦略悪いと目的達成とは別方向に進んでしまいます。

また、戦術良いと目的を達成できる可能性が高まります。戦術悪いと目的達成は難しくなります。

ここで、戦略戦術の良し悪しの例を紹介します。

大阪のUSJから東京ディズニーランドに行くという目的を考えます。

良い戦略は東京ディズニーランドに行くということ (目的の方向へ向かうということ)

悪い戦略とは、例えば、間違えて香港ディズニーランドに行くということ (目的とは別の方向へいくということ)

良い戦術は飛行機や新幹線を使うということ

悪い戦術は自転車や徒歩で行くということ

戦略戦術の良し悪しの組み合わせとして、A.良い戦略良い戦術、B.良い戦略悪い戦術、C.悪い戦略悪い戦術、D.悪い戦略良い戦術の4つが存在します。

パターンAについて

東京ディズニーランドに飛行機か新幹線で行くということになります。

よって、パターンAは4つの中で最善です。

パターンBについて

東京ディズニーランドに自転車か徒歩で行くのは、飛行機や新幹線で行く場合とくらべてかなり大変です。

東京ディズニーランドに到着できるかは個人の力量によります。

マーケティングの考えでは、進む方向は間違っていいないという理由から、パターンBが次善になります。

パターンCについて

香港ディズニーランドに自転車か徒歩で行くのはおそらく無理です (笑)。

しかし、進む方向が間違っていることに気づけば、そこからまだ軌道修正できます。

そのため、パターンCはマシとされています。

パターンDについて

香港ディズニーランドに飛行機で行く

これは間違った方向に思いきり進むということです。

立て直しが効かないという理由から、パターンDは最悪といわれています。

パターンCとパターンDの事例から、戦略のほうが戦術よりも大事とされています。

東京ディズニーランドと香港ディズニーランドを間違える人なんていないだろうという声が聞こえてきそうですが、それは東京ディズニーランドと香港ディズニーランドの違いをあらかじめ知っているから言えることです。

もし自分が初めて訪れる場所であれば、上記の例と似たようなことが十分に起こりえます。

例えば、東京のJR線または地下鉄で乗る電車や方向を間違えた、海外旅行先で乗る電車もしくはバスを間違えたなど…

戦略戦術に関して、私の英語学習の例を当てはめてみると、

戦略」は学習時間 (一日3時間ほど) の7割をリスニングとスピーキングの勉強にあてる、

戦術」は海外ドラマのセリフを役者と同じタイミングで音読、「安河内で自信をつける!入門33パターンはじめる!英作文」を音読でした。

もちろん、文法や語彙の勉強も多少はしていました。

私の英語学習における戦略戦術をサラッと書きましたが、たまたまそれらがよかっただけという可能性は否定できません。

実際、自分の戦略戦術の決定とそれらがよいものなのかという判断は難しいところです。

間違いのない方法は、自分の思う英語レベルにすでに到達された方の勉強法を参考にすることだと思います。

ちなみに、私は東進衛星予備校の先生である安河内哲也先生の勉強法を参考にしていました。

まとめとして、

目的:最上位概念 (なぜ英語を学ぶのか、英語を使って何がしたいのか)

目標:資源集中投下の具体的な的 (英語4技能、英語運用能力)

戦略:資源配分の選択 (限られた勉強時間をどう使うか)

戦術:具体的なプラン (英語学習法、どのような勉強をするか)

重要なことは、目的戦略戦術の順番で考えることです。

目的が定まらない限り、それに合った戦略戦術を決定できないということは忘れないようにしましょう。


英語学習の目的とは

“注目すべき考え方”でまとめたことを土台に、英語学習の目的について議論していきたいと思います。

みなさんの英語を学ぶ目的とはなんでしょうか。

通訳者・翻訳者になりたい、海外で働きたい、英語圏の国へ旅行/留学に行きたいなど人によって様々な目的があると思います。

これらの目的は一見するとまったくの別物ですが、実は共通点があります。

それは“英語を使って何がしたいか/何になりたいか”がはっきりしていることです。

“注目すべき考え方”で示したように、目的とは自分が達成すべきことです。

目的が明確でそれに対する気持ちが強いほど、その目的は達成しやすいです。

逆に目的がなければ、英語学習というものはまず続きません (何事もそうですが)。

英語を学ぶ目的がよくわからない方は、“英語を使って何がしたいか/何になりたいか”を自分自身に聞いてみてください。

もし質問に答えられないようであれば、英語を学ぶ目的はとくにないということです。

その場合は、無理に英語を勉強する必要はないと思います。

それから、TOEIC〇〇〇点や英検〇級取得を英語学習の目的にするのはあまりよくないです。

なぜなら、試験でよい成績をおさめることが英語を学ぶ目的になってしまうと、英語学習というのはほとんどの人にとって苦痛でしかなくなるからです (受験勉強がよい例です)。

資格試験の点数はあくまで到達目標とすべきであり、それ自体が英語を学ぶ目的になるべきではありません。

資格試験を励みに勉強するのは構いませんが、自分が英語を学ぶ目的を忘れてはいけません


目的を達成するためには

まずは、“注目すべき考え方”で示した私の英語学習の例を振り返ります。

私が英語を学んでいた「目的」は世界中に友達を作り異国の文化を理解すること、

目標」は英語4技能 (とくにリスニングとスピーキング能力)

戦略」は学習時間 (一日3時間ほど) の7割をリスニングとスピーキングの勉強にあてる

戦術」は海外ドラマのセリフを役者と同じタイミングで音読「安河内で自信をつける!入門33パターンはじめる!英作文」を音読でした。

より詳しい勉強法に興味のある方は、“安い”“続く”“楽しい”の三拍子揃った英語学習法をご覧ください。

これをもとに、英語圏の国へ旅行/留学に行くだけの英語力を身につけることを目的にした場合の目標、戦略、戦術を検討していきます。

目的が英語圏の国へ旅行の場合

目標」はリスニングとスピーキング能力

戦略」は学習時間のほとんどをリスニングとスピーキング能力の向上に割く

戦術」は旅行で必要な英会話フレーズを音読・暗記

旅行に行くだけであれば、それほど高度な英語力は必要ありません。相手の言っていることが大体わかって、簡単な英会話フレーズがスラスラといえれば問題ないはずです。

目的が英語圏の国へ留学の場合

目標」は英語4技能 (IELTS、TOEFL)

戦略」は学習時間を均等に割く (自分の弱点分野に合わせて配分を変える)

戦術」は海外ドラマを見る、英字新聞を音読する、文法書を完璧にするなど

留学に行く際は、IELTS 7.0やTOEFL 100といった資格試験の点数が必要となります。

そのため、英語4技能をまんべんなく向上させなければなりません。

また、留学をする目的を考えるのも非常に重要です。

海外留学に興味のある方は、私の留学経験を紹介している海外体験記というページをご覧ください。

今回紹介した目的、目標、戦略、戦術はほんの一例です。自分の目的に合わせて、戦略や戦術を考えてみてください

大切なことは英語を学ぶ目的です。目的がしっかりとしていれば、楽しんで英語を勉強していけるはずです。

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