海外(ドイツ)の大学院に合格するまで!!

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はじめに

私がドイツの大学院を選んだ理由は大きく分けて2つあります。

1つ目は、世界中の学生が集う中で勉強ができることです。(特に英語で開講されるコース)

国際的な環境で学びたいと思うようになったきっかけは学部時代のアメリカ留学にあります (アメリカ留学に関しては、別のページで紹介しています)。

2つ目は、ドイツの国公立大学の授業料が無償もしくはとても低額であることです。

単に国際的な学習環境を求めるのであれば、アメリカやイギリスも候補にあがります。

しかし、授業料が高すぎて一般家庭にはとても手に負えません。(高額な奨学金を獲得できれば話は別ですが。)

要するに、ドイツの国公立大学に行けば、国際的な環境で学べるうえに安上がりだったということです。


ドイツ大学院合格までの道のり

ドイツの大学院に合格するまでの大まかな予定は以下の図のようになっています。

海外大学院.png

まず、日本とドイツの大学院受験は大きく違います。

日本の大学院受験では筆記試験と面接を受けて合否が決まりますが、ドイツの大学院受験では書類選考 (+面接) が通例です。

受験に必要な書類は大学院の応募サイト上にアップロードすることがほとんどです。

コピーした書類を郵送する場合もあります。

その際は、ドイツ大使館もしくは領事館でコピー認定が必要になります。

次に注意が必要なことは、たいていのプログラムが10月始まりということです (海外では秋入学/卒業が主流)。

日本では大学卒業は3月ですから、海外の大学院に入学するまで半年ほど空白の期間が生まれてしまいます。また、合否の発表は大学を卒業してから1~2か月後に行われます。

一歩間違えると“ぷー太郎”です (笑)。

私はそうならないように、日本の大学院に半年間通っていました 。もちろん、担当の教授の了承を得てのうえです。


必要な書類、アドバイス等

大学院の出願に必要な書類はおおむね以下の通りです。

大学院のプログラムが英語で開講される場合、書類は英語でも大丈夫です。

応募する大学院によって必要な書類等が変わる場合があるので、そこは臨機応変に対応してください。


出願に必要な書類

履歴書 (Resume, CV)

日本の履歴書とは体裁がかなり異なるので注意。

アピールしたいところは全て書く(資格検定、海外経験、奨学金需給予定など)。

書き方はマイナビなどを参考にするとよい。

成績証明書 (Subject and grade transcript of studies)

大学4年間で取得した単位がすべて記載されているもの。

全体のGPAが記載されているもの。

応募する大学院によって、求められる成績は違うので注意。

(よく見るのはドイツの成績評価システムで2.5以上。実際に足きりがあるかどうかは不明。)

参考までに、私の学部時代のGPAは、日本の成績評価システムで2.8/4.0 ほどであった。

動機文 (Letter of motivation)

自分がそのプログラムを志望する理由を1~2ページにまとめたもの。

大学院で学びたいこと、大学院で学んだことが卒業後の進路にどう生かされるかなど…

推薦状 (Letter of recommendation)

担当の教授もしくは准教授 (1~2人) に書いてもらう。A4サイズで1~2ページほど。

先生によっては、“自分で書いてこい。サインだけしてやる。”という人もいる (笑)。

語学能力証明書

プログラムがドイツ語 →ドイツ語C1

プログラムが英語 → IELTSもしくはTOEFLにおいて規定以上の点数があればよい。ケンブリッジ検定も使える。

IELTSであれば、文系なら Overall 7.0、理系なら Overall 6.5が最低ライン。

規定以上の点数がなくても、入学まで猶予が与えられることがある。

ご存知の方も多いと思うが、TOEICではカバーできないので注意。


合否は主に学部時代の成績動機文履歴書推薦状で決まります

成績が多少悪くても、動機文がよければ合格することもあります。

動機文には力を入れましょう

語学能力証明書は参加資格のようなものです。

高い語学能力があれば、それに越したことはありません。


入学に必要な書類 (応募書類に加えて)

卒業証明書 (Degree, Diploma)

当たり前のことだが、大学を卒業した証明書がないと入学できない。

応募の段階で、卒業見込み証明書が求められることもある。

健康保険に加入していることがわかる証明書 (Evidence of student health insurance)

ドイツの大学(院)に入学するためには、健康保険に入らなければならない

私が入った健康保険はAOKというもの。

AOKにメールを送ると、必要書類が電子ファイルで送られてくる。

書類に記入して送り返せば、証明書を発行してくれる。

ちなみに、ビザの発給にもこの証明書が必要

間違っても日本の旅行保険には入らないこと。

日本の旅行保険では、歯医者の治療費をカバーしていないため、大学側から却下される。(そういった事例がよくインターネット挙げられている。)

パスポート (Passport)

パスポートの期限には注意するように。

学生証用の写真 (Passport style photo)


私の大学院受験結果について

私は、ミュンヘン工科大学 (Technical University of Munich)、シュツットガルト大学 (Stuttgart University)、ルール大学 (Ruhr University Bochum)、ドルトムント工科大学 (Technical University of Dortmund) の計4つの大学院に応募しました。

結果は、シュツットガルト大学以外すべて合格。

第一志望であったミュンヘン工科大学に入学を決めました。

成績が特段よかったわけでもないのに3つの大学院に合格できた理由は、ほかに日本人の応募者がいなかった (もしくは少なかった) からだと思います。

最後に、留学と聞くとアメリカ、イギリス、オーストラリア、最近ではフィリピンがよく候補に挙げられますが、ドイツも捨てたものではありません (とくに、正規留学するのであれば)。

質の高い授業、国際的な環境、低コストを提供してくれるドイツの国公立大学、ぜひ一度検討してみてください。

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海外(ドイツ)の大学院に合格するまで!!」への7件のフィードバック

  1. こんにちは!ドイツの学位に正規留学したいと思っている、高校三年生です。

    一年開けて来年の秋からミュンヘン工科大学のコンピューターサイエンスに行きたいと思っているのですが、その場合でもドイツ語の勉強は必要ないのでしょうか?
    HPには授業は英語であると書いてあったのですが、入学する際にはドイツ語の技能証がなくても可能でしょうか、よろしくお願いします。

    いいね

    1. こんにちは!
      コメントありがとうございます。
      私の知る限りでアドバイスさせていただきます。

      授業がすべて英語で行われるかどうかによります。
      もしドイツ語の授業もあるのであれば、ドイツ語の技能証も必要になると思います。
      HR上にrequirementsという箇所があると思うので、そこを入念に読んでみてください。
      それでもよくわからないという場合は、大学にメールを送ってみるのも1つの手です。

      ドイツで住むことを考えると、ドイツ語はできたほうがよいです。
      私の経験上、授業で困ることはありませんが、日常生活で困ることがたまにあります (たとえば、契約書にサインするときなど)。

      また何かあれば、お気軽に連絡ください。
      ご健闘お祈りします。

      いいね

  2. 凄く参考になりました!フィードバックありがとうございます!今、日本大学4年に通うものです。専攻は有機化学です。現在、ドイツ大学院を検討しておりSummer Semester から始まるinternational course のRegensburg Uni とNürnberg Uni を考えています。
    質問したいことは山ほどあるのですが(すみません😭😭)、先輩が受けた4つの大学のうち
    •GREや面接が必要だった大学はありますか
    •experience やinternship などの経験をお持ちか
    •GPAを宜しければ教えて欲しいです🙏🙏
    自分の周りでドイツの大学院にトライして落ちた人も少なくないので、先輩が思うadmission の最も重要な要因などを聞きたいです!すみません長文😭😭宜しくお願いします😃😆👍

    いいね

    1. こんにちは!
      コメントありがとうございます!
      記事が参考になったと聞き、とても嬉しいです。
      早速、質問の回答をしていきますね。

      〇 GREを必要とする大学はなかったです。
      私が知る限りでは、ドイツ大学院の出願にGREは必要ないです。
      ただ念のため、志望大学のホームページを確認しておいてください。

      〇 面接はなかったです。
      ただし、面接ありの場合もあります。
      たとえば、ミュンヘン工科大ですと以下のような審査基準を設けています。
      一次審査:
      書類のみで審査を行う。
      100点満点中75点以上取れれば、その時点で入学が許可される。
      64点以下であれば不合格。

      二次審査:
      一次審査で65~74点だった応募者と面接する。
      書類と面接の出来で合否を判断。

      こんな感じです。
      私の場合、一次審査で奇跡的に75点取れたので、面接なしで合格できました。
      私が受けたほかの大学もおそらく似たような審査基準を持っていると思います。

      詳しい審査基準(面接があるかどうかなど)に関しては、大学に直接メールを送れば教えてくれるかもしれません。

      〇 experience に関して
      job experience は特になかったです。
      ただ、研究を頑張っていることはしっかりとアピールしました。
      (海外の大学からすると、学部4年生が研究するのはめずらしいようです。)
      とくに、”投稿論文書きました”や”学会発表しました”といった経験はアピールポイントです。

      〇 internship に関して
      アメリカ留学時に無給のインターンシップをしたことがあったので、そのことはアピールしました。
      インターンシップ経験はあればよいですが、なくてもなんとかなると思います。

      〇 学部時代のGPAは2.8/4.0でした。

      〇 admission を獲得するためには
      合否は、主に学部時代のGPA、動機文、履歴書、推薦状の出来で決まります。
      (配分に関してはわかりません。)
      GPAは変えようがないので、私は動機文に力を入れました。

      つい最近、お問い合わせのページを作りました。
      URL: https://yuichi-yamamoto.com/requests
      そちらから連絡いただければ、個別に対応できます。

      山本勇一

      いいね

      1. 返信ありがとうございます😃😆👍ドイツの大学院で学んでいる人に直接質問するのは非常に貴重です!大学院生活頑張ってください!僕も頑張ります👍👍

        いいね

      2. いえいえ。
        役に立ててうれしいです。

        ありがとうございます。
        大学院受験頑張ってください。
        応援しています。

        また何かあれば、お気軽にお問い合わせください。

        いいね

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